家具のあれこれ学べるブログ

2018/11/26

季節を感じるカーペット選び

紅葉も一気に進み、秋の深まりを感じる今日この頃。

朝晩は暖房も必要なくらい冷え込むようになりましたね。

気温の変化に合わせてカーペットも変えてみませんか。

季節の変わり目にインテリアを変えることで、春夏秋冬を楽しみましょう!

 

 

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1.カーペットの製造方法

2.カーペットの素材

3.季節によるおすすめ

4.まとめ

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1.カーペットの製造方法

カーペットには様々な製造方法があります。

機械織で良く知られているのが「ウィルトン」

2~5色の糸で柄を出せ、耐久性にも優れているので、様々な場所で使用されています。

昔ながらの手織りでは「緞通」が有名です。

時間と手間をかけ、人の手で丁寧に作られている高級品です。

ペルシャ絨毯、ギャッベ、キリムなども高価な手織として知られています。

他にも刺繍カーペットに分類され、大量生産が可能な「タフテッド」や色柄を自由に出すことができる「フックドラグ」などがあります。

 

 

2.カーペットの素材

カーペットは素材によって質感や機能、耐久性に違いが出ます。

それぞれの素材の特徴を簡単にみてみましょう。

 

天然繊維には「ウール」「綿」「絹」「麻」などがあります。

「ウール(羊毛)」
カーペットに使用される天然繊維の代表格。
衣服にも使われるウールは肌触りが柔らかく保温効果があります。
撥水性や調湿機能も持ち合わせています。
遊び毛が多いのが気になる場合があるかもしれません。

「綿(コットン)」
吸水性に優れているのが特長です。
さらっとしているので一年中使用できます。
しわになりやすいのが欠点です。

「絹(シルク)」
光沢があり高級感あふれる素材。
摩擦に弱く直射日光で変色することもあるため、注意が必要です。

「麻」
通気性、耐久性に優れていますが、質感が硬く、ごわつく感じがあります。
夏のラグなどに向いている素材です。

「い草」「籐(ラタン)」「竹(バンブー)」
なども夏によく使用される天然繊維です。

 

カーペットに使用される化学繊維には
「ナイロン」「アクリル」「ポリプロピレン」「ポリエステル」などがあります。

「ナイロン」
耐久性と耐摩耗性に最も優れているのがナイロンです。
人の往来が激しい場所に使用されています。

「アクリル」
ウールに近い、柔らかい質感をもつ素材です。
天然繊維と違い、虫やカビに強いというメリットがあります。

「ポリプロピレン」
軽くて耐久性に優れ、汚れが付きにくいという特長があります。
またコストパフォーマンスが良いため、カーペットの素材として広く使われています。

「ポリエステル」
衣服やインテリアに幅広く使用されている化学繊維です。
摩擦に強くしわになりにくい、熱にも水にも強い、安価に加工できるなど、扱いやすい性質から最も流通している素材です。
最近ではマイクロファイバー繊維など、新しい素材も開発され、ますます用途が広がっています。

 

 

3.季節によるおすすめ

カーペットは、パイル糸のテクスチャーによっても分類されます。

大まかには「カット」「ループ」「カット&ループ」「フラット」に分類され、その中でさらに細かく分けられます。

「カット」の中に分類される「ベロア」や「シャギー」などは耳にしたことはあるのではないでしょうか。

寒さが厳しくなるこれからの季節、おすすめなのは毛足の長い「シャギー」。

包み込まれるような質感にほっこりします。

 

夏には「麻」「い草」「籐(ラタン)」「竹(バンブー)」など清涼感のある素材が」おすすめです。

 

また、これからの季節、ホットカーペットカバーとしての使用も増えますよね。

保温性や難燃性、低温やけどの予防など、性能にも注意して暖房効率の良いカーペットを選びましょう。

 

 

4.まとめ

カーペットは床面積を占める割合も大きいだけに、お部屋の雰囲気をガラッと変えることができるアイテム。

季節に合わせて様々なテイストを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ユノメ家具Zでは、豊富な種類のカーペットを取り揃え、ご来店をお待ちしています!