2019/10/07
和室でもできる「快適なベッドライフ」の生かし方
ベッドといえば洋室、和室には当然布団、そんな風に考えている方、多いのではないでしょうか。
ライフスタイルの洋風化が進んでいるとはいえ、和室に布団はまだまだ健在。
しかし、実際のところ、ベッドで就寝するメリットは考えているより大きいもの。
前回の「和室のソファライフ」に続き、今回は「和室のベッドライフ」について考えてみます。
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1.ベッドのメリット
ベッドで寝起きする第一のメリットは、布団のように上げ下げの必要がないこと。
常にそこに置いてあるので、眠くなったら即座にゴロンと寝転がることができます。
朝、目覚めた後も、寝ぼけながら布団を押し入れにしまうという手間はありません。
また、適度な高さがあるため、冬には床からの冷気を直接受けずに済みます。
脚付のベッドなら湿気やカビ対策にも有効です。
そして体調を崩した時などに実感するのが、布団からの寝起きの大変さです。
布団から「ヨッコラショ」と起き上がる場合や全身を使ってゆっくりと横になる場合に比べ、ベッドでの寝起きはそれほど苦になりません。
膝が悪い方にもベッドライフはオススメです。
2.和室にベッドのデメリット
和室にベッドを置く場合、何といっても気になるのは畳が凹んでしまうこと。
他の家具でも起こりうる現象ですが、特にベッドは基本的に本体そのものの重量が重い大型家具。
和室での生活で必ず挙げられるのが、この畳の凹み問題です。
ベッドを運び込む際に、脚の下に傷防止用のパッドを入れるのが最善の策。
ある程度は凹みを回避することができます。
フェルトやコルク、ゴム、畳に合うい草のミニ足敷など、様々な種類のパッドがあり、好みに合わせてチョイスできます。
ベッドの移動も畳を傷めないように慎重に行いましょう。
部屋の模様替えなどでベッドを動かす際には畳を擦らないような配慮が必要。
掃除の度にベッドを動かさなくてはならない配置はタブーです。
これらを回避するためにカーペットやマットを敷く方法もありますが、せっかくの和室の雰囲気がなくなってしまう上、カビが発生する恐れもあるので十分注意しましょう。
ベッドを置くことで和室の雰囲気を壊してしまうことも、一見デメリットのように感じますが、今どきは和室用とも思えるベッドがたくさん発売されています。
和室のイメージを活かしたベッドを探すのも楽しいですよ。
3.和室に似合うのはどんなベッド?
和室と相性がいいのは、ローベッドやフロアベッドと言われる背の低いベッド。
布団に近い感覚で眠れるので、ベッドに抵抗がある場合には受け入れやすいタイプです。
また、材質は木製のものが和室に馴染みます。
柱や壁の色を考慮して、木の色味を選びましょう。
最近よく見る畳ベッドも和室にはピッタリ。
畳の上での寝起きに慣れた方には安心感がありますよね。
新しい畳に張り替えることができるので、長く使うことも可能です。
部屋が広くない場合は、脚付マットレスという選択肢も。
床に直置きではないため通気性が確保できるうえ、シンプルなので大型家具としての存在感を最小限に抑えられるという利点があります。
ベッドの設置に合わせてインテリアをカスタマイズするのもお勧めです。
障子や襖をカーテンやブラインドにしてみたり、壁にクロスを貼ってみるなど面積の大きい場所をリフォームすると、雰囲気は一変します。
そして変わったイメージに合わせて寝具をセレクト。
自分の好みに合わせた快適空間で、和室のベッドライフを始めましょう。
4.まとめ
和室にベッドを置く利便性や、弊害について考えてみました。
ベッドで寝たいけど和室だから…と諦めていたなら、この機会に是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ユノメ家具Zでは様々なベッドを豊富に取り揃えております。
和室に似合うお気に入りの一品がきっと見つかりますよ!